超臨界水の研究

(参考:文部科学省のホームページ)

①有機物は何でも溶かす事ができる

水と油が混じらない事は誰もが知っている常識ですが、有機物を溶かす事ができる超臨界水は、油をも溶かす事が可能です。金属・油・鉱物などの普通の水に溶けないものを溶かす事ができる超臨界水は、エマルジョン燃料に始まり、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなど様々な分野での応用も期待されています。

②高温高圧な水中で有機物を燃やす(超臨界水酸化反応)

有機物が分解された時は二酸化炭素(CO2)を生成します。超臨界水は、374℃以上221気圧以上という高温高圧 の水中で有機物を(炎を出さずに)燃やす事ができるという特性があります。水中での分解なので爆発などの 危険性も低く、NOxやSOxのような有害ガスを発生しない為、高い安全性が注目されています。 ダイオキシンやPCBなどの有害物質も分解できる為、環境修復への活用等でも研究が進んでいます。
また燃焼時の熱で温度を維持できる為、エネルギー分野でも研究対象となっています。

様々な分野で可能性を注目され、研究対象になっている超臨界水ですが、高温高圧環境を維持する事の難しさや、実用レベルに至るまでに解決しなくては ならない課題なども残されており、大学などの一部の機関で研究されているに過ぎないのが、超臨界水の現実であります。