雨漏り検知器 LWー5
雨漏りは最大の敵なり。
建物は建ったそのときから老朽化が始まる運命にあります。なかでも雨漏りは室内の家具や製品、大切な書類などにダメージを与えます。そこでつくられたのが雨漏り位置検知器LWー5。
だれでも簡単に操作でき、しかも原因箇所が目で確認できます。
建築物の大敵は水分。そのもっとも過酷な条件にさらされているのが屋根。雨の直撃を受けるだけでなく、幾層もの防水層に溜まる結露水が、アルカリ性であるばかりでなく、登記には凍結誘拐を繰り返し、夏期には高温となり、防水層の劣化やジョイント部の剥離、下地コンクリートのひび割れのための破断などを起こすことになります。こうして建物内部に侵入した雨水は、鉄筋を伝わり思いもよらないところで雨漏りをもたらすのです。大切な家財、機器など室内に大きな被害を及ぼす雨漏りですが、このような原因箇所を見つけ出すことはきわめて困難です。
この雨漏りなどの漏水を建築物に手を入れずに調査するためには、赤外線センサーや超音波測定器などが使用されていますが、これらの機器は大変高価なうえ、使用条件がかなり限定されるために、十分な効果が得られないのが現状です。
そこでこの業界の問題を解決したのが、水の双極子モーメントの動きに着眼して開発した「雨漏り位置検知器LWー5」です。
※測定面が乾いた状態では測定できません。

雨漏り検知器 LWー5の測定原理・測定方法
純粋な水はほとんど電気を通しませんが、水溶液は電気をよく通すことは知られています。
溶媒としての水は、氷のようにすき間の多い構造のために、その中に溶質を混ぜると多くの相手を溶かし込むことができ、陽子の受容体、供与体双方としての働きがあります。これは、水が持つ非凡な性質であり、液体のなかでも特に大きな双極子モーメントの働きによるものです。
汚水のようなコロイド溶液はやいへんに電気を通しやすい特徴があります。つまり、この水に溶けやすい極性分子が体積しているところが、雨が侵入するクラックが発生している箇所なのです。

●RCコンクリートの場合

■R測定コードの先に付属ブラシを接続し、防水層の面をスライドさせクラックそ探します。アラーム音と指針がオレンジゾーンに降れ、漏水箇所がわかります。
●ALCの場合

■R 測定コードの先に付属ブラシを接続し、防水層の面をスライドさせクラックを探します。アラーム音と針が一番振れたところが、漏水箇所になります。
●木造の場合

雨漏り検知 LWー5特徴と仕様

雨漏り検知器LWー5は、未来型防水工法のナノファームと測定器の専門メーカー、三和電気製作所との共同開発により従来の方法とは全く違う発想から生まれました。たとえ電気の知識がなくても簡単に操作使用できる安心設計です。特に今までは困難だったRCコンクリートやALCなどの建築物に威力を発揮し、雨漏り箇所が目で確認できる優れものです。
LWー5の優れた機能
- ショクプルーフメーター
耐衝撃設計により、コンクリート床へ1m落下衝撃に耐えます。 - アラーム機能
等分メモリの12のところより振れが大きくなると鳴ります。
離れた場所での測定などに大変便利です。
LWー5仕様
電源 | 単3乾電池1本 |
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メーター | TAUT-BAND-METER |
機能 | ショクプルーフメーター |
アラーム | |
測定方式 | 抵抗測定方式 |
本体寸法 | H142 x W97 x D37mm |
本体重量 | 約200g |
総重量 | 約700g |
付属品 | センサーぶらし/特製真鍮ブラシ テストリード/TL-21G クリップリード/TL-12B 延長コード/TL-5M, CL-10M 携帯ケース/C-SPH 収納バッグ |